ヘッドライトがすりガラスのように傷だらけだったのでウレタンクリアーでコーティングしてみた 
2019/11/18 Mon.
助手席側のヘッドライトカバーがこのありさまである。
ヤスリ掛けしたとしか思えないような状態。
なにしてこうなったのかよくわかりませんが、おそらく、仕事の関係で土砂を運ぶトラックの後ろを付いて走る機会が多かったため、トラックから落ちた小石や砂で削られたのかもしれない。
なにはともあれ、いつのまにかこんなことになってました。
ちなみに運転席側はこんな具合。
擦り傷はあまり目立たないけど、コーティングがはがれてきたような白い曇りが所々にある。
まあ、こんなことになっていたのはもっと前から気が付いていたのですが、ヘッドライト交換ぐらいしか思いつかなかったので気にしないことにしてました。
しかし、先日、YouTubeのこちらの動画
を見て、これなら道具も根性もない僕でもやれそうと思ってこの度挑戦することにしました。
ヤスリ掛けしたとしか思えないような状態。
なにしてこうなったのかよくわかりませんが、おそらく、仕事の関係で土砂を運ぶトラックの後ろを付いて走る機会が多かったため、トラックから落ちた小石や砂で削られたのかもしれない。
なにはともあれ、いつのまにかこんなことになってました。
ちなみに運転席側はこんな具合。
擦り傷はあまり目立たないけど、コーティングがはがれてきたような白い曇りが所々にある。
まあ、こんなことになっていたのはもっと前から気が付いていたのですが、ヘッドライト交換ぐらいしか思いつかなかったので気にしないことにしてました。
しかし、先日、YouTubeのこちらの動画
それでは、作業内容です。の前に、作業結果を先に書いておきます。
失敗したけど我慢できる範囲の仕上がりとなりました。
この記事でテクニックを習得したいと思ってきてくれた方には残念ですが、特に技術アドバイスはありません。私自身がサンドペーパーやスプレー作業を数年に1度やるかやらないかレベルの人間だからです。ウレタンクリアー?初めて使います!
まず最初に車全体をカーシャンプーで普通に洗車しました。
水気を取って乾かした後ヘッドライトの周りをマスキングテープでマスキング。
隙間にもテープを入れ込みます。
その後、フロントグリルから前座席付近まで養生マスカーテープで厳重(このときはそう思ってた)に養生しました。
このとき使ったマスキングテープと養生マスカーテープがこちら。
使用前に写真撮るの忘れてた。
マスキングテープはホームセンターのほうがコスパと物がよさそうだったのでそちらで購入。
養生マスカーテープはダイソーで買いました。
このマスカーテープ、厳重に養生したら結構消費します。私は2本買い、写真は残った2本目です。車が大きい方、私のような慎重派は多めに買った方がいいです。
使うのは600番。
傷がひどいのでもっと荒いほうがいいのかなあと思いましたが、素人なので余計なこと考えずこれで。結果はこれでよかったです。
耐水ペーパーを水に濡らし、意を決してヘッドライトを磨く!
スリスリスリスリしていると黄ばんだ汁が出てきます。ときどきヘッドライトと耐水ペーパーに水をかけながら根気強く、まんべんなく研いでいきます。
とは言うものの、サンドペーパーなんて自転車のパンク修理でゴム表面をちょっと削る程度しか使わないので、全然感覚がわからない。
ヤスリに研磨剤が残っているのか?もう摩耗してしまっているのか?よくわからないまま作業を続ける。
何度か新しくちぎったペーパーに替えて作業をしているうちに、削っているときと摩耗した時の抵抗感や音の違いが分かるようになってきました。
ですので、私のような素人は小さめのペーパーでしばらく擦って交換、しばらく擦って交換を繰り返して違いを感じ取れるようにするといいと思います。
全体的に研いで白い削りカスしか出てこなくなったら終了。
この状態でヘッドライトに水をかけると油膜が張っているのか水切れが悪く、ヘッドライトの広範囲に水が膜を張ったように残っている。
そこで、油分落としのため食器洗い洗剤をスポンジにつけて洗います。
私が参考にした動画ではシリコンオフを使用していますが、シリコンオフはプラスチックへの攻撃性があるという意見もあるので今回中性洗剤を使うことにしました。
結論として、これがいいと思います。
力入れて洗っているうちに、スポンジが「キュッキュッ」と音をたて始めます。
油膜が落ちたということです。
私は念のため、洗いすすぎを3回行いましたが、水を掛けたら一瞬で水が切れ、真っ白なすりガラス状態のヘッドライトカバーが姿を現しました。
さてさて、それではコーティング作業です。
まずはスプレーの説明通りに内用液を混ぜ合わせる作業を行います。
黒いキャップを外すとピンがあります。
このピンをコンクリートなどに打ち付けてからピンを上方向にして5~10分放置します。
その後、20~30回缶をよく振ります。
これで噴射準備完了です。
ヘッドライトやその周辺が完全に乾いていることを確認し、まいります。
1回目は全体的に薄く塗るのがいいとのこと。
塗装面から25cmの位置を定規で確認!
遅すぎず、早すぎずな速度で水平方向を往復してスプレーを吹きかける。
のを何度かイメージトレーニングしました。
そして、念仏を唱えた後、プシューーー。プシューーー・・・。
思っていたより細かな霧が舞います。
風がない日を選んで作業しましたのでまわりに粒子がもわぁ~と漂います。といっても、最初のうちはそんなこと気が付かない。もう集中力の塊。霧が舞うのに気が付いたのは、余裕こき始めたもう片方のヘッドライト作業の時です。
ということで、1回目の薄塗完了です。
この状態を見たときは「え??まじで透明になるの?」とビビりました。
何度も動画を見ていたので「これでいいんだ」と自分に言い聞かせましたが、やっぱり不安です。
10分程度乾燥させて、2回目。15㎝の距離から1回目と同じ速度で水平方向にスプレー。この2回目の時に、グッと透明度が上がります。
また10分程度乾燥させて、3回目。そして、4回目。
思っていたような失敗もなくクリアな仕上がりになりましたので、ここでやめとこう。ということで完了。
美しい・・・。
と眺めていたら気が付いた。左側、ハイビームの部分。曇ってる。
わちゃー。失敗やん。
まあ、車検に引っかかったら引っかかったときとして、まあええか。としました。
さて、実は、作業当初は失敗を恐れて明らかにひどい助手席側ライトだけ作業することにしてましたが、意外にうまくいったので運転席側もやることにしました。
当然ながら、左右同時進行の方が作業効率は断然良いです。
その右ライトをヤスリ掛けしてる時間にスプレーのノズルが固まると困ります。
スプレー缶に書いている説明を見て、缶を下向きにして2秒程度カラ吹きし、ノズルをふき取り掃除しておきました。
それではバリバリ削っていきます。
そして、中性洗剤で油落とし。
さて、スプレー。
1回目の噴射、そして2回目。
ん?クリア感が増しましたが、先ほどと同じくハイビームの部分だけがなぜか曇っている。
なんでだろう?と思ってそこだけもう一度スプレーすると透明に。
おお!スプレー不足か!
たぶん、僕の動かし方が、ハイビーム付近の噴射量が少なくなる癖が出てるんだろうね。
ということは?助手席側ライトのハイビーム部分も噴射不足で曇ってるわけだ。
うーむ。どうしよう。今から再塗装するか?
しかし、時間が経っている。さらにひどくなったらどうしよう。ほかの部分はきれいだし・・・。悩む!
悩んだ結果、少し乾燥時間が長くなっただけだからね。君ならできる!とウレタンクリアーに言い聞かせてもう一度スプレーすることにしました。
思い切って、ぷしゅーーーー!ぷしゅーーーーー!
うおっ!綺麗になった!!
よかったーーー!
ということで、噴射不足のリカバリーは可能です。
しかし、これがあだになった。
いや、助手席側ライトは大丈夫です。このリカバリーできれいになりました。
問題は、この塗布量多めがええやん!の感覚で運転席側ライトの3回目を行っちゃったのです。
鼻歌交じりに、ぶしゃああああーーーーー!
乾燥待機。見に行く。
うわああああああ!
細かいひび割れができてぶりゅりゅりゅりゅりゅぅぅぅぅ!
脱糞しました。
まあ幸い、ライト上部に小さなひびができた程度なので、これも「しゃあない」の精神で乗り切ることにしました。
こちらのライト、このミス以外はクリアに仕上がっているのでこれで完了としました。
しかし、後かたずけを終えてライトを観察してみると、運転席側ライト、液だれしてます。
写真ではわかりにくいですが、まあまあ垂れてます。
これはヒビよりましなので「ヨシ!」とします。
ひび割れ、液だれ、曇り、ごみ付着。まじまじと見たアラだらけですが、1メートルぐらい離れて見たらマジ惚れる仕上がりなので、まあ、よかったと思います。
この、600番手の耐水ペーパーで磨いてウレタンコーティングする方法というのは、作業工数も少なく手軽といえば手軽ですが、慣れが必要な作業です。
その慣れとはただ一つ、ウレタンスプレーの使い方です。
どれぐらい吹き付ければいいのか?そのための距離、動かす速度。これらは経験以外にどうしようもないです。
私自身、動画を何回も見て、手順、理屈、は理解できましたが、やっぱりやってみるのは違いました。
●たれ
これは確実に塗りすぎ。
●曇り
曇りといってもいろいろな状態があると思います。
ここでいう曇りは
この左側のすりガラスのような状態です。
これは噴射量が少なくウレタンクリアーが均一化しなかったのが原因です。
●ひび割れ
これの原因は・・・推測になります。
自分のやったことを思い返してみました。
一度そこそこに吹いたものの、少し間をおいて、もっと塗った方がいいだろうと思ってさらに上塗りをした気がします。
ひょっとすると、表面が乾き始めたときに上から塗ったことで乾燥ムラが起き、縮み割れが起きたのかもしれないです。
つまり、厚塗り+二度塗りかな?
今回使ったウレタンクリアーですが、本当に綺麗な艶がでます。なんというのか、とてもクールな輝き。
中の反射板の反射光が引き締まって見えて、とてもスタイリッシュ。と、自画自賛。
とはいえ、よく見たら失敗だらけです。
成功の秘訣は?
失敗を経験することでしょうか。
「失敗理由を考察」を見ていただいたらわかると思いますが、噴射量が少なくても多くても失敗します。
どうすると失敗するのかを自分で経験しないとコツがつかめません。
このウレタンクリアー、やり直そうと思ったら完全硬化後にヤスリ掛けでコーティングを削り落とすしかないのでなかなか大変です。もし、完璧に仕上げたいと考えているなら、オークションなどでジャンクのヘッドライトパーツを購入して、それで塗の失敗経験をすることをお勧めします。
私から送れる一番のアドバイスは・・・妥協です。
この作業が終わって、マスカーシート、マスキングテープを撤去してみたら、ヘッドライトの周辺にマスカーシートのビニールがへばりついた跡のような、白いまだら模様がついてました。
そのときはヘッドライトを洗った洗剤がこびりついてるんだろう。ウレタンの表面が硬化する3日後ぐらいに洗車したら落ちるやろ。程度に考えていました。
が、
落ちません。
この強固さ・・・。ひょっとすると、マスカーシートの粘着テープ部分に隙間があって、そこからウレタンクリアーの粒子が入り込み、水と反応して固着したのかもしれません。
ヘッドライトを洗った時の水がシートの下に入り込んでいたので、隙間ができてたんですね。
ぬかった・・・。
養生が甘かったみたいです。
結局それはコンパウンドで落としました。
落ちないことはないけど、結構時間かかりました。
養生、気を付けてください。
ちなみに、使ったコンパウンドはこちらです。
フロントグリル周りの樹脂部分に使いましたが、傷がつくことはありませんでした。むしろ傷がならされたためか鏡面度が増してウレタンクリアーの艶との共演が映えるようになりました。余計な作業でしたが、よかったかもしれません。
ウレタンクリアー
耐水ペーパーセット #400 #600 #800 #1000 各1枚
マスキングテープ
養生マスカーテープ
食器用洗剤
超微粒子コンパウンド
ウレタンクリアでヘッドライトカバーを修復して2年たった様子
失敗したけど我慢できる範囲の仕上がりとなりました。
この記事でテクニックを習得したいと思ってきてくれた方には残念ですが、特に技術アドバイスはありません。私自身がサンドペーパーやスプレー作業を数年に1度やるかやらないかレベルの人間だからです。ウレタンクリアー?初めて使います!
用意したもの
- ソフト99 ボデーペンウレタンクリアー
- 耐水ペーパー600番手(A4サイズ1枚)
- マスキングテープ
- 養生マスカーテープ
- カーシャンプー
- 食器洗い洗剤
- スポンジ
- 時計
- 数年に1度DIYでスプレーを使う程度の腕前
洗車
マスキング
隙間にもテープを入れ込みます。
その後、フロントグリルから前座席付近まで養生マスカーテープで厳重(このときはそう思ってた)に養生しました。
このとき使ったマスキングテープと養生マスカーテープがこちら。
使用前に写真撮るの忘れてた。
マスキングテープはホームセンターのほうがコスパと物がよさそうだったのでそちらで購入。
養生マスカーテープはダイソーで買いました。
このマスカーテープ、厳重に養生したら結構消費します。私は2本買い、写真は残った2本目です。車が大きい方、私のような慎重派は多めに買った方がいいです。
ヤスリ掛け
傷がひどいのでもっと荒いほうがいいのかなあと思いましたが、素人なので余計なこと考えずこれで。結果はこれでよかったです。
耐水ペーパーを水に濡らし、意を決してヘッドライトを磨く!
スリスリスリスリしていると黄ばんだ汁が出てきます。ときどきヘッドライトと耐水ペーパーに水をかけながら根気強く、まんべんなく研いでいきます。
とは言うものの、サンドペーパーなんて自転車のパンク修理でゴム表面をちょっと削る程度しか使わないので、全然感覚がわからない。
ヤスリに研磨剤が残っているのか?もう摩耗してしまっているのか?よくわからないまま作業を続ける。
何度か新しくちぎったペーパーに替えて作業をしているうちに、削っているときと摩耗した時の抵抗感や音の違いが分かるようになってきました。
ですので、私のような素人は小さめのペーパーでしばらく擦って交換、しばらく擦って交換を繰り返して違いを感じ取れるようにするといいと思います。
油膜除去
この状態でヘッドライトに水をかけると油膜が張っているのか水切れが悪く、ヘッドライトの広範囲に水が膜を張ったように残っている。
そこで、油分落としのため食器洗い洗剤をスポンジにつけて洗います。
私が参考にした動画ではシリコンオフを使用していますが、シリコンオフはプラスチックへの攻撃性があるという意見もあるので今回中性洗剤を使うことにしました。
結論として、これがいいと思います。
力入れて洗っているうちに、スポンジが「キュッキュッ」と音をたて始めます。
油膜が落ちたということです。
私は念のため、洗いすすぎを3回行いましたが、水を掛けたら一瞬で水が切れ、真っ白なすりガラス状態のヘッドライトカバーが姿を現しました。
ウレタンコーティング
まずはスプレーの説明通りに内用液を混ぜ合わせる作業を行います。
黒いキャップを外すとピンがあります。
このピンをコンクリートなどに打ち付けてからピンを上方向にして5~10分放置します。
その後、20~30回缶をよく振ります。
これで噴射準備完了です。
ヘッドライトやその周辺が完全に乾いていることを確認し、まいります。
1回目は全体的に薄く塗るのがいいとのこと。
塗装面から25cmの位置を定規で確認!
遅すぎず、早すぎずな速度で水平方向を往復してスプレーを吹きかける。
のを何度かイメージトレーニングしました。
そして、念仏を唱えた後、プシューーー。プシューーー・・・。
思っていたより細かな霧が舞います。
風がない日を選んで作業しましたのでまわりに粒子がもわぁ~と漂います。といっても、最初のうちはそんなこと気が付かない。もう集中力の塊。霧が舞うのに気が付いたのは、余裕こき始めたもう片方のヘッドライト作業の時です。
ということで、1回目の薄塗完了です。
この状態を見たときは「え??まじで透明になるの?」とビビりました。
何度も動画を見ていたので「これでいいんだ」と自分に言い聞かせましたが、やっぱり不安です。
10分程度乾燥させて、2回目。15㎝の距離から1回目と同じ速度で水平方向にスプレー。この2回目の時に、グッと透明度が上がります。
また10分程度乾燥させて、3回目。そして、4回目。
思っていたような失敗もなくクリアな仕上がりになりましたので、ここでやめとこう。ということで完了。
美しい・・・。
と眺めていたら気が付いた。左側、ハイビームの部分。曇ってる。
わちゃー。失敗やん。
まあ、車検に引っかかったら引っかかったときとして、まあええか。としました。
さて、実は、作業当初は失敗を恐れて明らかにひどい助手席側ライトだけ作業することにしてましたが、意外にうまくいったので運転席側もやることにしました。
当然ながら、左右同時進行の方が作業効率は断然良いです。
その右ライトをヤスリ掛けしてる時間にスプレーのノズルが固まると困ります。
スプレー缶に書いている説明を見て、缶を下向きにして2秒程度カラ吹きし、ノズルをふき取り掃除しておきました。
それではバリバリ削っていきます。
そして、中性洗剤で油落とし。
さて、スプレー。
1回目の噴射、そして2回目。
ん?クリア感が増しましたが、先ほどと同じくハイビームの部分だけがなぜか曇っている。
なんでだろう?と思ってそこだけもう一度スプレーすると透明に。
おお!スプレー不足か!
たぶん、僕の動かし方が、ハイビーム付近の噴射量が少なくなる癖が出てるんだろうね。
ということは?助手席側ライトのハイビーム部分も噴射不足で曇ってるわけだ。
うーむ。どうしよう。今から再塗装するか?
しかし、時間が経っている。さらにひどくなったらどうしよう。ほかの部分はきれいだし・・・。悩む!
悩んだ結果、少し乾燥時間が長くなっただけだからね。君ならできる!とウレタンクリアーに言い聞かせてもう一度スプレーすることにしました。
思い切って、ぷしゅーーーー!ぷしゅーーーーー!
うおっ!綺麗になった!!
よかったーーー!
ということで、噴射不足のリカバリーは可能です。
しかし、これがあだになった。
いや、助手席側ライトは大丈夫です。このリカバリーできれいになりました。
問題は、この塗布量多めがええやん!の感覚で運転席側ライトの3回目を行っちゃったのです。
鼻歌交じりに、ぶしゃああああーーーーー!
乾燥待機。見に行く。
うわああああああ!
細かいひび割れができてぶりゅりゅりゅりゅりゅぅぅぅぅ!
脱糞しました。
まあ幸い、ライト上部に小さなひびができた程度なので、これも「しゃあない」の精神で乗り切ることにしました。
こちらのライト、このミス以外はクリアに仕上がっているのでこれで完了としました。
しかし、後かたずけを終えてライトを観察してみると、運転席側ライト、液だれしてます。
写真ではわかりにくいですが、まあまあ垂れてます。
これはヒビよりましなので「ヨシ!」とします。
作業感想
この、600番手の耐水ペーパーで磨いてウレタンコーティングする方法というのは、作業工数も少なく手軽といえば手軽ですが、慣れが必要な作業です。
その慣れとはただ一つ、ウレタンスプレーの使い方です。
どれぐらい吹き付ければいいのか?そのための距離、動かす速度。これらは経験以外にどうしようもないです。
私自身、動画を何回も見て、手順、理屈、は理解できましたが、やっぱりやってみるのは違いました。
失敗理由を考察
これは確実に塗りすぎ。
●曇り
曇りといってもいろいろな状態があると思います。
ここでいう曇りは
この左側のすりガラスのような状態です。
これは噴射量が少なくウレタンクリアーが均一化しなかったのが原因です。
●ひび割れ
これの原因は・・・推測になります。
自分のやったことを思い返してみました。
一度そこそこに吹いたものの、少し間をおいて、もっと塗った方がいいだろうと思ってさらに上塗りをした気がします。
ひょっとすると、表面が乾き始めたときに上から塗ったことで乾燥ムラが起き、縮み割れが起きたのかもしれないです。
つまり、厚塗り+二度塗りかな?
総括
中の反射板の反射光が引き締まって見えて、とてもスタイリッシュ。と、自画自賛。
とはいえ、よく見たら失敗だらけです。
成功の秘訣は?
失敗を経験することでしょうか。
「失敗理由を考察」を見ていただいたらわかると思いますが、噴射量が少なくても多くても失敗します。
どうすると失敗するのかを自分で経験しないとコツがつかめません。
このウレタンクリアー、やり直そうと思ったら完全硬化後にヤスリ掛けでコーティングを削り落とすしかないのでなかなか大変です。もし、完璧に仕上げたいと考えているなら、オークションなどでジャンクのヘッドライトパーツを購入して、それで塗の失敗経験をすることをお勧めします。
私から送れる一番のアドバイスは・・・妥協です。
失敗2
そのときはヘッドライトを洗った洗剤がこびりついてるんだろう。ウレタンの表面が硬化する3日後ぐらいに洗車したら落ちるやろ。程度に考えていました。
が、
落ちません。
この強固さ・・・。ひょっとすると、マスカーシートの粘着テープ部分に隙間があって、そこからウレタンクリアーの粒子が入り込み、水と反応して固着したのかもしれません。
ヘッドライトを洗った時の水がシートの下に入り込んでいたので、隙間ができてたんですね。
ぬかった・・・。
養生が甘かったみたいです。
結局それはコンパウンドで落としました。
落ちないことはないけど、結構時間かかりました。
養生、気を付けてください。
ちなみに、使ったコンパウンドはこちらです。
フロントグリル周りの樹脂部分に使いましたが、傷がつくことはありませんでした。むしろ傷がならされたためか鏡面度が増してウレタンクリアーの艶との共演が映えるようになりました。余計な作業でしたが、よかったかもしれません。
使用した道具たち
ウレタンクリアー
耐水ペーパーセット #400 #600 #800 #1000 各1枚
マスキングテープ
養生マスカーテープ
食器用洗剤
超微粒子コンパウンド
二年後の状態
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