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パナソニックの白熱球型LED電球がお気に入りすぎて困る  

ので、今更ながら白熱球との対比を行ってみた。

え?Panasonicの白熱球型LED電球をご存じない?
こいつです。
LED_hikaku_gaikan1.jpg

普通、LED電球と言うと、上半分が乳白色のカバーで覆われたものを想像すると思うのですが、見ての通り、クリアガラスで構成されており、白熱球そっくりです。

ん?どれが白熱球か区別が付かない?
うんうん。それは仕方がない。本当にそっくりだからね。
もう少し拡大比較をどぞ。
LED_hikaku_gaikan2.jpg

わかりますか?真ん中が白熱球です。両脇がLED電球で、左がLDA4L/C。右がLDA6L/Cです。

で、何が今更ながらか?というと、これらのLED電球、LDA4L/Cは約2年、LDA6L/Cは1年ちょっと既に使用してるんですねー。
今回、新たに白熱球型LED電球と交換しようと思う場所があって、試し設置のためこの電球を取り外したとき、ふと、比較記事書いたら誰か参考にしてくれるんじゃね?と思ったのでした。
ということで比較なのですが、もう少しだけ補足しておきたいことがあります。
LDA4LCのガラスが少し曇っています。
購入したときは本当にクリアなガラスでした。
しかし、もう2年ほど使用していると言うこと。そして、使用場所が禁止(゚∀゚)アヒャされている「屋外」ということでガラス部が劣化しているようです。
多分、何らかのコーティングがされているのでしょう。
屋内使用なら劣化状況は異なると思います。

さて、それでは比較です。
比較対象の電球のご紹介。

Panasonic LDA4L/C
└消費電力4.4W。光束210lm。20W形相当
※生産終了
屋外使用不可

Panasonic LDA6L/C
└消費電力6.4W。光束485lm。40W形相当
※屋外使用可能

松下電器 白熱球
└消費電力60W

口金は全てE26です。


それではまず、電球の要、発光部の比較。
こちらはLDA4L/C。
LED_hikaku_core_LDA4LC.jpg

こちらはLDA6L/C。
LED_hikaku_core_LDA6LC.jpg

この発光部分にすごいアイデアが詰まっているらしい。
というのも、LEDは「」で発光します。
面で光るということは、どちらか一方の側にだけ光がでる(LED電球は照らす範囲が狭いと言われる理由)のですが、これは上下に光が出るように工夫されているとのこと。なので、白熱球の光り方を再現できたようです。
あ、白熱球の画像はない。いらないよね?電線がぐるぐるしてるだけだし。


それでは、この発光部がどのように光るか?上から写した画像がこちらです。全てシャッタースピード1/1600で撮影しています。
LDA4L/C
LED_hikaku_ue_LDA4LC.jpg

LDA6L/C
LED_hikaku_ue_LDA6LC.jpg

白熱球
LED_hikaku_ue_HAKUNETSU.jpg

白熱球が「線」で光るのに対し、LED電球が「面」で光るのが良くわかると思います。


次に、横から見た点灯写真です。
というのも、このLED電球の真骨頂は、光ってる状態を横から見たときだと思っています。これが本当に白熱球そっくりにみえます。
画像はそれぞれシャッタースピード1/1300で暗めに写したものと、カメラ任せで明るめに撮ったものです。
明るい画像では壁に注目してください。
白熱球は満遍なく光が当たってます。まさに「シンプルイズベスト」を体現したような状態です。
それに対し、LED電球は真ん中に影ができています。「面」で光る構造上の限界でしょう。しかし、上下に同じように光が飛んでいるのはすばらしいの一言です。
LDA4L/C【暗】
LED_hikaku_yoko_LDA4LC_an.jpg

LDA4L/C【明】
LED_hikaku_yoko_LDA4LC_mei.jpg

LDA6L/C【暗】
LED_hikaku_yoko_LDA6LC_an.jpg

LDA6L/C【明】
LED_hikaku_yoko_LDA6LC_mei.jpg

白熱球【暗】
発光線が3本見えますが、真ん中が光ってます。上下の光はガラスの反射です。
LED_hikaku_yoko_HAKUNETSU_an.jpg
白熱球【明】
LED_hikaku_yoko_HAKUNETSU_mei.jpg

接写画像では違いも見えますが、肉眼ではまぶしいので違いは気が付きません。LED電球だとは誰も思わないでしょう。


それでは、実際に使用した状態での違いを見てみたいと思います。
場所は普段LDA4L/Cを使用している玄関灯です。
本来はガラスの飾りケースをかぶせるのですが、電球の色を見るため裸で点灯しています。
カメラの設定はどれも同じになるようにマニュアル設定で、ホワイトバランスは「電灯」にしての撮影です。
シャッタースピードを変えて電球ごとに明と暗の2画像を撮影。
明が「1/1.3」。暗が「1/5」です。
が、ちょっとミスりました。LDA4L/Cだけ明が「1/2」になっています。ごめんなさい。
LDA4L/C【暗】
LED_hikaku_use_LDA4LC_an.jpg
LDA4L/C【明】
LED_hikaku_use_LDA4LC_mei.jpg


LDA6L/C【暗】
LED_hikaku_use_LDA6LC_an.jpg
LDA6L/C【明】
LED_hikaku_use_LDA6LC_mei.jpg


白熱球【暗】
LED_hikaku_use_HAKUNETSU_an.jpg
白熱球【明】
LED_hikaku_use_HAKUNETSU_mei.jpg

LDA4L/Cの「」がわかりやすいですが、丸い光りの玉状に光っていて、白熱球のように見えませんか?
肉眼ならクリアガラス越しに光っているのがわかるので、見分けが付かないと思います。
また、LDA6L/Cと白熱球の「」を比べて欲しいのですが、明るさはほぼ同じ。
LDA6L/Cは40W相当なのですが、60W白熱球と変わりませんね。これで消費電力が約1/10だからすごいです。

しかし、色の違いはかなりあります。
この画像の色は肉眼で見たときとほぼ同じです。
白熱球がやや赤みがかった色なのに対し、LDA6L/Cは黄色味の強い色合い。ちょっとゴージャスな色です。


このように、白熱球と変わらない光り方ができるようになったLED電球ですが、シンプルな構造で偏りのない光を飛ばす白熱球を改めて見直す比較にもなりました。
点灯後「白熱球もなかなかいいもんだな」と取り外そうとガラスに触れたら、あっちぃぃぃーーー!!
LEDがまったく熱くないから油断してた。

ということで、最後に温度を見てみたいと思います。
といっても、
非接触式赤外線放射温度計
こんな非接触式赤外線放射温度計なんて持ってない。
なので、料理用の温度計を
LED_hikaku_ondo_sokutei.jpg
こんなふうに当てて測定しました。
測定結果は正確でない可能性が「ひょっとすると」あるかもしれません。

さて、測定方法ですが、温度計をセットした後電球を点灯、1分後の温度を読むと言う方法にしました。
室温は25度です。

結果は、

●LDA4L/C 26.6℃
●LDA6L/C 26.1℃
●白熱球 48.7℃

でした。

「圧倒的ではないか白熱球の温度上昇は」

LDA4L/Cより消費電力の大きいLDA6L/Cの方が温度上昇が緩やかなのは、ガラス玉が大きいので放熱性が良いということかな?
いずれにしても、LED電球の光りが熱くないと言うのを再認識する結果となりました。

が、LED電球がまったく熱くならないわけではありません。
回路が収まっている根元付近、このLEDならPanasonicロゴの書かれた白い部分、ここが熱くなります。
ついでにここも同じ方法で測定してみました。

●LDA4L/C 28.1℃
●LDA6L/C 27.0℃

と言う結果に。
うーむ。ここも消費電力の大きいLDA6L/Cの方が低いなあ。消費電力に対して容積に余裕があると言うことなんでしょうか?
なにはともあれ、どちらもガラス面より熱くなっています。点灯時間が延びるともっと熱くなりますのでご注意を。


ということで、以上のような比較を行いましたが、なにか参考になりますでしょうか?


それにしても、LED電球もずいぶん安くなりましたね。
今回紹介したLEDも、安いところでは私が購入したときの半額以下になってて、ちょっと悔しいビクンビクンって気分です。

それに、ホームセンターや大型スーパーでは数百円でLED電球が売られたりしてますね。驚きです。
私はそういう激安LED電球は買いませんが、どうなんだろ?数百円の価値あるのかな?
カタログスペックがまったくでたらめのものが出回っているようですし、スイッチを切ったときにスイッチ部分が光る壁スイッチ(階段や廊下で良く使われてるやつ)に繋がっている電球を安物LED電球に替えたら、スイッチを切ってもLED電球がぼんやり光る、ということもあるようです。
この現象は、このタイプの壁スイッチはスイッチを切っても微弱な電流が流れる仕組みになっており、白熱球は微弱な電流では光らないため問題ないのですが、LED電球は低電流で動作するため、この微弱な電流に反応してしまうのが原因です。
粗悪なLED電球はこの微弱電流の対策が行われていないため、スイッチを切ったときにぼんやり光ったり、明滅したり、壊れたりするようです。

ご注意あそばせ。

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