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アマゾンで怪しい中華LANケーブルを買ってみた  

アマゾンにずらりと並ぶいわゆる「令和最新版」系中華パーツ。今まで手を出さないようにしてました。

だけど今回、一時的に長い平型のLANケーブルが必要になり、なるべく安く済ませたいなあと思って買ってしまいました。

lovicool LANケーブル イーサネットケーブル CAT6準拠 ウルトラフラットケーブル やわらか 20m ホワイト アクセスポイント等に適用います モデム対応
lovicool
名前からしてすでに怪しい。

余裕で想像できるLogicoolのパクリ感。

しかし、タイムセールで1100円程度で買えるので結構悩んだけどぽちりました。

届いたlovicool
iperf3_02.jpg
カテゴリー6 フラット LANケーブル 20mです。

見た目は奇麗。

壁に固定する固定金具も付属しています。
iperf3_04.jpg
これは買う前は画びょうサイズのピンかな?と思っていたのですが、小さめの釘でした。ちょっと太すぎて撤去のことを考えると使えません。

さて、そんなことより肝心なのは通信できるかどうかです。

iperf3で通信帯域を測定してみました。
iperf3の使い方はこちらの記事を参照してください。


今回用意したパソコン。
【サーバー】
FreeBSD 13.2
iperf3はpkgでインストール
# pkg install iperf3

【クライアント】
Kubuntu 22.04
iperf3はmuon package managerでインストール
iperf3_01.png


両者をスイッチングハブ経由のLANケーブルで接続して測定です。


まずは機器類も含めた全体の帯域調査テストとして信頼のおけるケーブルを使用して測定。使ったのはELECOMのLaneedやわらかLANケーブルカテゴリー6です。
このケーブルを2本用意して接続。

サーバー側で
$ iperf3 -s
で待機モードにしてクライアント側で
$ iperf3 -c サーバーIPアドレス
と打ち込んでエンターキーをターン!!

・・・

しばらーく待ってなんかエラーが出た。通信できないらしい。

あれ?

しばし悩む。

ああ、今回用意したサーバーは昨年末に自宅サーバーを再構築した際に使用した仮サーバーだった。ファイヤーウォール設定してるのでポートを開けないといけない。

ipfw.natファイルにポート番号5001をパスさせる一行を追記。
/sbin/ipfw -q add pass tcp from any to me 5001 setup
ポート番号は適当。

再起動してやり直し。

ポートを指定してコマンド実行します(ファイヤーウォールを導入していなければポート指定は必要ないです)。

サーバー側で
$ iperf3 -s -p 5001
クライアント側で
$ iperf3 -c サーバーIPアドレス -p 5001
と打ち込んでエンターキーをターン!!

ずらずらずらずらっと通信状態が表示され始めて完了。
何回か実行したけどほぼ以下の内容でした。

Connecting to host 192.168.0.1, port 5001
[ 5] local 192.168.0.2 port 33460 connected to 192.168.0.1 port 5001
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr Cwnd
[ 5] 0.00-1.00 sec 116 MBytes 970 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 1.00-2.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 2.00-3.00 sec 111 MBytes 933 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 3.00-4.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 4.00-5.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 5.00-6.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 6.00-7.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 7.00-8.00 sec 111 MBytes 933 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 8.00-9.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
[ 5] 9.00-10.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 1.09 MBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 944 Mbits/sec 0 sender
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 941 Mbits/sec receiver


LANポートもLANケーブルも1000M帯域なので妥当な値でしょう。


さて、それでは真打です。
見せてもらおうか、令和最新系のlovicoolの性能とやらを!

どこでもいいのですが、今回はサーバー側のケーブルをlovicoolに替えました。

コマンド実行!!


何回かやった結果ですがほぼ以下の内容となりました。

Connecting to host 192.168.0.1, port 5001
[ 5] local 192.168.0.2 port 50990 connected to 192.168.0.1 port 5001
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr Cwnd
[ 5] 0.00-1.00 sec 114 MBytes 952 Mbits/sec 0 339 KBytes
[ 5] 1.00-2.00 sec 113 MBytes 944 Mbits/sec 0 339 KBytes
[ 5] 2.00-3.00 sec 113 MBytes 944 Mbits/sec 0 339 KBytes
[ 5] 3.00-4.00 sec 112 MBytes 939 Mbits/sec 0 339 KBytes
[ 5] 4.00-5.00 sec 113 MBytes 944 Mbits/sec 0 355 KBytes
[ 5] 5.00-6.00 sec 112 MBytes 941 Mbits/sec 0 355 KBytes
[ 5] 6.00-7.00 sec 112 MBytes 941 Mbits/sec 0 355 KBytes
[ 5] 7.00-8.00 sec 112 MBytes 939 Mbits/sec 0 355 KBytes
[ 5] 8.00-9.00 sec 112 MBytes 940 Mbits/sec 0 355 KBytes
[ 5] 9.00-10.00 sec 113 MBytes 946 Mbits/sec 0 355 KBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 943 Mbits/sec 0 sender
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 941 Mbits/sec receiver


うーん。普通にカテゴリー6としての性能は発揮できているようです。
こいつぁ恐れ入谷の鬼子母神!失礼いたしやした!ってことで配線して使ってみようと思います。
あとは・・・耐久性かな?


lovicool LANケーブル イーサネットケーブル CAT6準拠 ウルトラフラットケーブル やわらか 20m ホワイト アクセスポイント等に適用います モデム対応
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