二重断熱で室内保温!安さ重視で貧乏プラスチック内窓作ってみた 
2022/11/27 Sun.
朝起きたら
窓にびっしりと結露が。
夜中にこの窓からひんやりした空気が降りてくるのを感じることもある。
内窓取り付けようか、と調べてみたけど「インプラス」も「プラマードu」もどちらもなかなかいいお値段。
物がいいので仕方がないけど、いろいろ考えた結果見送ることに。
他にもオールプラスチックの簡易内窓キットが売られてましたが、値段の割にはなんか、ちゃちい。
だが、ガラスの代わりにポリカ中空ボードを使うこの発想。素敵やん。
よし!このアイデアパクッて安い簡素内窓をDIYで作ってみたろ!
窓にびっしりと結露が。
夜中にこの窓からひんやりした空気が降りてくるのを感じることもある。
内窓取り付けようか、と調べてみたけど「インプラス」も「プラマードu」もどちらもなかなかいいお値段。
物がいいので仕方がないけど、いろいろ考えた結果見送ることに。
他にもオールプラスチックの簡易内窓キットが売られてましたが、値段の割にはなんか、ちゃちい。
だが、ガラスの代わりにポリカ中空ボードを使うこの発想。素敵やん。
よし!このアイデアパクッて安い簡素内窓をDIYで作ってみたろ!
アクリルサンデーさんの簡易内窓作成手順を参考に自分なりに作成します。
まず、窓枠のゆがみを調べます。
対角線の長さを測ってその差が5mm以上ある場合は内窓がつけられないようです。窓枠の修正が必要なので大工に相談しましょう。
上下の窓枠の横の長さを測ります。
窓枠の高さを「左、中央、右」と3か所測ります。
枠素材として光モールさんの「ガラス戸レール3上」「ガラス戸レール3下」を使用します。
当初横枠は設置せずすきまテープのクッションにボードを押し付けるやり方にしようかと思ったのですが、枠って案外ゆがみがあるもので、上下が奇麗に一直線に合わさるのは無理だろうなと思ってやめました。
代わりに横枠も「上用」のレールを使用することにして、レール溝にボードを差し込み密閉度を高める方法にします。
レールを窓枠に固定する両面テープ。
セリアで購入。後からきれいにはがせるらしいです。
購入したレールを測った長さにカットします。カットには金鋸のような目の細かいのこぎりをお勧めします。というのもこのレール、結構固いプラスチックでできており、強引にカットしようとすると・・・後で書きます。
カットする長さは上のレールが「W1」、下のレールが「W2」で、左のレールが「HL」、右のレールが「HR」です。
カットした面はバリを取る程度に軽くやすり掛けしておきます。軽くというのはレールをはめるときの微調整でさらにやすり掛けする可能性があるからです。
レールをカットしたら下のレールの片端に埃出しのための隙間を作ります。
ニッパーでさっさとやっちゃいましょう!
パキンッ!・・・・・えぇぇ・・・
刃を入れた長さよりさらに深く破片が飛んでいきました。
このレールが思ったより固い素材ということにこの時点で初めて気が付きました。
上記で少し書きましたが結構固いプラスチックなのでハサミ類でカットしようとしたら、割れます。また、硬いのでカッターも難しいと思います。
さて、学習した鳥頭はレールの真ん中の壁をニッパーで(学習してない)ちょっとずつ慎重に、昆虫が葉っぱを食べる感覚で(伝わらない)切断したら割れずにカットできました。
レールを窓枠に固定するにあたって一つ注意する点がこれ
クレセントを横にしたときにレバーが内窓に干渉しない位置にしなければなりません。
それを考慮したらお好きな位置に設置します。
ただ、レールは非常に重要です。ゆがまないように、曲がらないように慎重に設置してください。
私はまず設置位置を決めてそこに養生テープでマーキング。レール材に両面テープを貼り付けマーキングに沿うように慎重に貼りつけました。
両面テープの剥離紙をはがす前にシミュレーションが必要です。
上レール。
下レール。
上下を正確に固定したら横もビシッと決まります。
さて、枠ができたので窓の作成です。
まず、面材のサイズを算出します。
面材は前述のポリカーボネート素材の板を使います。
厚さは4mmです。
それはいいのですが、このボードは1820×910mmというサイズしかありません。
しかし、私の窓のサイズではどうやってもこのボードから2枚分切り出すことができません。
どうしよう。
もう一枚ポリカボード買うか?しかし、捨てる部分が大きすぎるし、これ案外高い。安く仕上げる趣旨に反してしまう。
仕方がない。足りない部分はあれで補うか・・・。
ということで、まずは真ん中で二分割します。
一応窓に当ててみる。
うん。当然高さが足りない。
というか、なんかサイズが違う。切り出したサイズを測ってみるけどちゃんと910mmで切れている。元のサイズが少し大きかったみたい。
まあ、その微妙なサイズも含めてこれで調整することにします。
はい。プラダンです。
プラダンを足らない分切り出して
このように付け足すことにします。
が、ここで問題です。
実はこの両者、ともに接着剤泣かせな素材なのです。
プラダンはポリプロピレン樹脂でできていますが多くの接着剤はこの素材を接着できません。
そしてさらに、ポリカ中空ボードの素材ポリカーボネートを接着できる接着剤はかなり限られます。
私が知る限りこの両者を接着できるのは
ウルトラ多用途SUプレミアム・ソフト
ぐらいです。
なのでこの接着剤でくっつけようかと思ったのですが、中空ポリカもプラダンも断面が
スカスカです。接着剤を載せる面積がありません。
ふむ。
もう考えるのが面倒です。困ったときの粘着テープ。見栄えより手軽さ!テープでくっつけちゃおう!
とはいうものの、テープはテープでなんでもいいというわけにはいきません。日光が当たる場所なので対候性が気になります。
何かいいテープがないかな?と思ったら、家に都合のいいテープがありました。
ゴリラテープです。
ホームセンターに行ったらうるさいぐらい目立つところに置いてあるので目にした方も多いのではないでしょうか?
では、このテープ何がいいか?それは
ここ。
まさに今回の接着素材として最適な気がします。
ということで、足りない部分をプラダンで補足して完成した内窓がこちら!
素敵です。
設置して気が付きましたがポリカ中空ボードの意外なメリットがありました。
このように透明なんだけど中に仕切りが入っているので光が屈折してモロ見えにならない。
窓に近づくとさすがに変な奴がいることがばれますが、窓から離れて斜め方向になるとほぼモザイクです。
なので、昼間レースカーテンも開くことができて採光が良くなり部屋が明るくなりました。
一応予想はしていたのですが、思った以上にたわみます。
両窓が重なる部分に2cm以上の隙間が・・・。
ポリカ中空ボード自体もそこそこたわむのですが、私の場合ブラダンをつぎはぎしてますのでなおさらたわむのだと思います。
ということで、L字型のプラ素材を
適当な長さに切断して取っ手代わりに両面テープで接着。
ほう。これだけでもたわみはだいぶなくなりました。
が、十分とは言えない。
しかたがない・・・。
あまり使いたくなかったけどアルミ素材を買ってきました。
アルミは熱伝導性が高く、アルミサッシが部屋の温度を外に逃がす原因となってます。それでこの内窓にアルミは使いたくなかったのですが・・・。
アルミを嫌って隙間ガバガバでは意味がありません。必要悪としてうまく使っていくことにします。
これも適当な長さに金鋸でカット。
取っ手の反対側の淵にアルミ金具をはめ込んで、完成!
はめ込みは少してこずりました。
ポリカ中空ボードの厚みが4mm。アルミ金具の内寸が3.5mm。ポリカーボネートは強度があるのでそのままでは入りません。
そこで、ボードの端をペンチで押しつぶしてからゴムハンマーで叩いてはめ込みました。
さて、2枚の窓材にアルミ金具を取り付け窓に設置してみたら
すごーーい!
ほぼほぼぴったり!
窓を閉じたときも金具がピタッと重なってます。
(よく見たら少しだけずれてますが・・・)
まあ、細かいことを言えばアルミ金具の部分にまだ数ミリ程度の隙間があります。隙間テープのようなものを施すかどうか、様子を見て考えます。
とりま完成です!
最後にかかった材料費を記載しておきます。
※プラダンはこの簡素内窓を他の窓にも施工する場合は使いまわせるので、実質金額はもう少し安い
※ゴリラテープは透明なので材料費ゼロ(伊達みきお博士理論の応用)
簡易内窓キット
ゴリラテープ
ウルトラ多用途SUプレミアム・ソフト
下調べ
対角線の長さを測ってその差が5mm以上ある場合は内窓がつけられないようです。窓枠の修正が必要なので大工に相談しましょう。
窓枠長さ測定
W1 | mm |
---|---|
W2 | mm |
WB | W1、W2の大きい方 0 mm |
窓枠の高さ測定
H1 | mm |
---|---|
H2 | mm |
H3 | mm |
HS | H1~H3の中で一番短い値 0 mm |
HL | H1から上と下のレールの高さを引きます 0 mmH1 - 9mm - 4.5mm |
HR | H3から上と下のレールの高さを引きます 0 mmH3 - 9mm - 4.5mm |
窓枠素材の購入
当初横枠は設置せずすきまテープのクッションにボードを押し付けるやり方にしようかと思ったのですが、枠って案外ゆがみがあるもので、上下が奇麗に一直線に合わさるのは無理だろうなと思ってやめました。
代わりに横枠も「上用」のレールを使用することにして、レール溝にボードを差し込み密閉度を高める方法にします。
レールを窓枠に固定する両面テープ。
セリアで購入。後からきれいにはがせるらしいです。
窓枠レールの加工
カットする長さは上のレールが「W1」、下のレールが「W2」で、左のレールが「HL」、右のレールが「HR」です。
カットした面はバリを取る程度に軽くやすり掛けしておきます。軽くというのはレールをはめるときの微調整でさらにやすり掛けする可能性があるからです。
レールをカットしたら下のレールの片端に埃出しのための隙間を作ります。
ニッパーでさっさとやっちゃいましょう!
パキンッ!・・・・・えぇぇ・・・
刃を入れた長さよりさらに深く破片が飛んでいきました。
このレールが思ったより固い素材ということにこの時点で初めて気が付きました。
上記で少し書きましたが結構固いプラスチックなのでハサミ類でカットしようとしたら、割れます。また、硬いのでカッターも難しいと思います。
さて、学習した鳥頭はレールの真ん中の壁をニッパーで(学習してない)ちょっとずつ慎重に、昆虫が葉っぱを食べる感覚で(伝わらない)切断したら割れずにカットできました。
窓枠にレールを固定
クレセントを横にしたときにレバーが内窓に干渉しない位置にしなければなりません。
それを考慮したらお好きな位置に設置します。
ただ、レールは非常に重要です。ゆがまないように、曲がらないように慎重に設置してください。
私はまず設置位置を決めてそこに養生テープでマーキング。レール材に両面テープを貼り付けマーキングに沿うように慎重に貼りつけました。
両面テープの剥離紙をはがす前にシミュレーションが必要です。
上レール。
下レール。
上下を正確に固定したら横もビシッと決まります。
窓の作成
まず、面材のサイズを算出します。
縦 | HSから上下枠の床厚み、下レールの高さを引く 0 mmHS - 1.3 x 2 - 4.5mm |
---|---|
横 | WBの半分から横枠の床厚みを引く 0 mmWB / 2 - 1.3mm |
面材は前述のポリカーボネート素材の板を使います。
厚さは4mmです。
それはいいのですが、このボードは1820×910mmというサイズしかありません。
しかし、私の窓のサイズではどうやってもこのボードから2枚分切り出すことができません。
どうしよう。
もう一枚ポリカボード買うか?しかし、捨てる部分が大きすぎるし、これ案外高い。安く仕上げる趣旨に反してしまう。
仕方がない。足りない部分はあれで補うか・・・。
ということで、まずは真ん中で二分割します。
一応窓に当ててみる。
うん。当然高さが足りない。
というか、なんかサイズが違う。切り出したサイズを測ってみるけどちゃんと910mmで切れている。元のサイズが少し大きかったみたい。
まあ、その微妙なサイズも含めてこれで調整することにします。
はい。プラダンです。
プラダンを足らない分切り出して
このように付け足すことにします。
が、ここで問題です。
実はこの両者、ともに接着剤泣かせな素材なのです。
プラダンはポリプロピレン樹脂でできていますが多くの接着剤はこの素材を接着できません。
そしてさらに、ポリカ中空ボードの素材ポリカーボネートを接着できる接着剤はかなり限られます。
私が知る限りこの両者を接着できるのは
ウルトラ多用途SUプレミアム・ソフト
ぐらいです。
なのでこの接着剤でくっつけようかと思ったのですが、中空ポリカもプラダンも断面が
スカスカです。接着剤を載せる面積がありません。
ふむ。
もう考えるのが面倒です。困ったときの粘着テープ。見栄えより手軽さ!テープでくっつけちゃおう!
とはいうものの、テープはテープでなんでもいいというわけにはいきません。日光が当たる場所なので対候性が気になります。
何かいいテープがないかな?と思ったら、家に都合のいいテープがありました。
ゴリラテープです。
ホームセンターに行ったらうるさいぐらい目立つところに置いてあるので目にした方も多いのではないでしょうか?
では、このテープ何がいいか?それは
ここ。
まさに今回の接着素材として最適な気がします。
内窓の完成
ということで、足りない部分をプラダンで補足して完成した内窓がこちら!
素敵です。
設置して気が付きましたがポリカ中空ボードの意外なメリットがありました。
このように透明なんだけど中に仕切りが入っているので光が屈折してモロ見えにならない。
窓に近づくとさすがに変な奴がいることがばれますが、窓から離れて斜め方向になるとほぼモザイクです。
なので、昼間レースカーテンも開くことができて採光が良くなり部屋が明るくなりました。
たわみ補正
両窓が重なる部分に2cm以上の隙間が・・・。
ポリカ中空ボード自体もそこそこたわむのですが、私の場合ブラダンをつぎはぎしてますのでなおさらたわむのだと思います。
ということで、L字型のプラ素材を
適当な長さに切断して取っ手代わりに両面テープで接着。
ほう。これだけでもたわみはだいぶなくなりました。
が、十分とは言えない。
しかたがない・・・。
あまり使いたくなかったけどアルミ素材を買ってきました。
アルミは熱伝導性が高く、アルミサッシが部屋の温度を外に逃がす原因となってます。それでこの内窓にアルミは使いたくなかったのですが・・・。
アルミを嫌って隙間ガバガバでは意味がありません。必要悪としてうまく使っていくことにします。
これも適当な長さに金鋸でカット。
取っ手の反対側の淵にアルミ金具をはめ込んで、完成!
はめ込みは少してこずりました。
ポリカ中空ボードの厚みが4mm。アルミ金具の内寸が3.5mm。ポリカーボネートは強度があるのでそのままでは入りません。
そこで、ボードの端をペンチで押しつぶしてからゴムハンマーで叩いてはめ込みました。
さて、2枚の窓材にアルミ金具を取り付け窓に設置してみたら
すごーーい!
ほぼほぼぴったり!
窓を閉じたときも金具がピタッと重なってます。
(よく見たら少しだけずれてますが・・・)
まあ、細かいことを言えばアルミ金具の部分にまだ数ミリ程度の隙間があります。隙間テープのようなものを施すかどうか、様子を見て考えます。
とりま完成です!
材料費
材料 | 数量 | 単価 |
---|---|---|
ポリカ中空ボード | 1 | 1,980 円 |
ブラダン | 1 | 860 円 |
ガラス戸レール3上(1820mm) | 1 | 334 円 |
ガラス戸レール3下(1820mm) | 1 | 181 円 |
ガラス戸レール3上(1000mm) | 2 | 218 円 |
チョコアングル10x10(1000mm) | 2 | 88 円 |
アルミチャンネル5.5x8x1(1000mm) | 2 | 151 円 |
両面テープ | 1 | 110 円 |
合計 | 4,379 円 |
※プラダンはこの簡素内窓を他の窓にも施工する場合は使いまわせるので、実質金額はもう少し安い
※ゴリラテープは透明なので材料費ゼロ(伊達みきお博士理論の応用)
簡易内窓キット
ゴリラテープ
ウルトラ多用途SUプレミアム・ソフト
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