椿油の絞り方 搾油機をテーブルに穴を開けずに固定する方法 
2020/05/10 Sun.
PITEBAの油絞り機を購入し自作の設置台も作成しましたが、設置台自体が動いてしまって恐ろしいまでに時間と労力を無駄に使用する結果となりました。
~ PITEBA苦労編 ~
PITEBAでの椿油作業1回目
PITEBAでの椿油作業2回目
この2回目の作業を終えたときに「これはやはり搾油機をがっちり固定する以外ないな」と確信しました。
「そんな当たり前なこと」なのですが、1回目の作業備忘録にも書きましたが、搾油機を固定するための穴を開けてもいいような適当なテーブルが我が家にはありません。
そこで、作成したのが搾油機設置台。
だが無情にもこれが使い物にならなかったのが苦労編の内容です。
しかし、今回!このお手製設置台を穴を開けられないテーブルにがっちり固定する方法を思いついたので、我々レジスタンスは難攻不落の「椿の種帝国」陥落を目指し、最後の抵抗を試みる決意を固めました!
~ PITEBA苦労編 ~
PITEBAでの椿油作業1回目
PITEBAでの椿油作業2回目
この2回目の作業を終えたときに「これはやはり搾油機をがっちり固定する以外ないな」と確信しました。
「そんな当たり前なこと」なのですが、1回目の作業備忘録にも書きましたが、搾油機を固定するための穴を開けてもいいような適当なテーブルが我が家にはありません。
そこで、作成したのが搾油機設置台。
だが無情にもこれが使い物にならなかったのが苦労編の内容です。
しかし、今回!このお手製設置台を穴を開けられないテーブルにがっちり固定する方法を思いついたので、我々レジスタンスは難攻不落の「椿の種帝国」陥落を目指し、最後の抵抗を試みる決意を固めました!
固定の基本は縛り付け
ロープでテーブルにぐるぐる巻きにしたろうか?
とはいえ、ロープで強力に固定するのは簡単じゃない。
なにか・・・・・・あ!あれだ!
これです。
ラチェット式タイダウンベルトです。
引っ越し作業などトラックに積んだ荷物を固定するのによく使われるベルトです。
両サイドにフックを掛け、片方のベルトを荷締機に通してハンドルをカチャカチャと動かすと、弛んだベルトが締まっていくというものです。
ということで、アイデアを具現化します。
お手製設置台を改造しフックをひっかけられるように改造します。
設置台の加工と固定
設置台の前後方向に対しての中心位置に左右2カ所、穴を開けます。
同じく、左右方向の中心位置に前後2カ所、穴を開けます。
穴あけ完了。
なお、良かれと思って付けたクッション足は台が滑る原因になりましたので今回撤去しました。
そして、開けた穴に固定金具を取り付けます。使用したボルトは全て直径8mmです。
写真下部の輪っかが設置台の前方向で、ここにフックをひっかけます。
こちらは設置台の後方。
ここにフックをひっかけますが、輪っかにしなかったのは圧搾機のハンドルと干渉しないため。
ちなみに、フックを挟むため幅の広い(8mmボルト用ワッシャーでも直径の小さいものと大きいものがある)ワッシャーを使用しています。
写真の手前と奥に並んだボルトが左右方向にベルトを掛ける金具です。
こちらも幅の広いワッシャーを用意しました。
写真上下に見える飛び出たボルトは前後方向にベルトを掛ける金具のお尻です。こちらに使っているワッシャーは幅の小さい普通のワッシャーです。
これらの金具にこのようにベルトを取り付けます。
そして、テーブルにがっちりと固定しました。
テーブルの裏側はこんなです。
ラチェット式なので簡単に強力にベルトを張れます。しかし、力加減はほどほどに。締めすぎるとテーブルが破損します。
固定して搾油機を揺さぶってみたところ、動きません!
正直不安な気持ちで準備していたレジスタンスの表情が、ニヤケます。
3度目の椿油絞り作業
既に搾油した椿油を潤滑油として部品に塗ります。
準備完了。
5月に入り一気に気温上昇。必要ないかもしれませんが、一応ミニカイロ2個セットしました。
残っている椿の種を
全部、殺菌のため蒸し器で10分弱蒸しました。
で、
搾り切りました。
2019年中に搾り終える予定だったのですが、苦戦を強いられ長引きました。
しかし、ついに椿の種帝国、陥落です。
そして、一晩濾過したのがこちら。
搾油データ
これはこれで採取した種から採れる油の量をイメージできますが、搾油機を使った1回目の時に調べた椿の種の含油率(35%)に対する搾油率がないと、この搾油機を使用した搾油効率の参考になりませんでした。今頃気が付いてごめんなさい。
改めまして、
●2014年(煮出し)
種子重量:663g
採取油量:23g
種子重量当たり採取率:3.47%
含油量当たり採取率:9.91%
●2016年(煮出し)
種子重量:2,693g
採取油量:110g
種子重量当たり採取率:4.08%
含油量当たり採取率:11.67%
●2019年1回目(搾油機)
種子重量:1,707g
採取油量:280g
種子重量当たり採取率:16.4%
含油量当たり採取率:46.87%
●2019年2回目(搾油機)
種子重量:1,225g
採取油量:104.5g
種子重量当たり採取率:8.53%
含油量当たり採取率:24.37%
●今回(搾油機)
種子重量:1,015g
採取油量:266.4g
種子重量当たり採取率:26.25%
含油量当たり採取率:74.99%
※殻付き椿の種の含油率を35%とする。
!
お、お?
搾油機1回目と今回(2回目はこぼしちゃったから・・・)、全然搾油率が違う!
PITEBA公式の「Tea Tree seed」の抽出効率70%を超えてます!!
総括
この機械を最初に使ったときにも書いたと思いますが、PITEBAの搾油機の構造に対して椿の種が大きく相性が良くない。
種を投入口で押さえつける。種が投入口で詰まるのをほぐす。という手間が必要で、これは解決できないと思います。
しかしながら、やはり搾油機を固定できたことで、ものすごく作業が楽になりました。
まず、作業時間が全然違います。
1回目は1700gの種を処理するのに4時間かかりました。体も変な痛みがありました。
今回は1000gですが、1時間20分で完了しました。体の疲れも普通に腕が筋肉痛という想像通りの状態です。
そしてなにより、上記の通り搾油率が全く違います。
搾っているときも採油口からジャーという感じで油が出てくることがあり前回までと違う感じはしてましたが、上記結果を見て驚きました。
搾油機は固定して使いましょう。
ただね、今回「固定できました!」と書いてますが、実は完ぺきではありません。
というのも・・・テーブルが動くんだよ!テーブルの脚を股で挟んで押さえながらの作業だったよ!
「お前男だろ?モノが当たって痛くなかったの?」って?
当たらないサイズなんだよ!
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category: やってみた
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