イチゴ荒らしの犯人逮捕のため赤外線暗視撮影ができるトレイルカメラを買ってみた 
2018/04/29 Sun.
毎年イチゴが盗られる、網も関係なく荒らす。犯人は・・・不明。
一応目星としては「イタチ」じゃなかろうかと思っているのですが・・・わかりません。
しかし、今年も多分やられる(このブログ記事をまとめている間にやられました)のでなんとか尻尾を、いや全身をはっきりさせてやりたいと思い、以前から欲しいなあと思っていた
トレイルカメラを思い切って買ってやりました。
まあ、そこまで意気込む値段じゃないんですが、どこまで実用性があるのか?姿がわかれば無駄になるんじゃね?という考えがよぎり、なかなかポチる指に力が入りませんでした、が、ついに買ったのでさくっとレビュー。
一応目星としては「イタチ」じゃなかろうかと思っているのですが・・・わかりません。
しかし、今年も多分やられる(このブログ記事をまとめている間にやられました)のでなんとか尻尾を、いや全身をはっきりさせてやりたいと思い、以前から欲しいなあと思っていた
トレイルカメラを思い切って買ってやりました。
まあ、そこまで意気込む値段じゃないんですが、どこまで実用性があるのか?姿がわかれば無駄になるんじゃね?という考えがよぎり、なかなかポチる指に力が入りませんでした、が、ついに買ったのでさくっとレビュー。
で、到着。
おもちゃをもらった子供の頃の気持ちが、久々に蘇る!
開封!
おお!とりあえず見た目と質感はいいね!中華製にありがちなちゃちさはない。
ただ、第一印象は意外と小さいな。ということ。
もちろん、それは悪いことではない。むしろ目立たなくていい。
しかし、多分、見た目のせいか、皆さんも手にしたときにおそらく「小さいな」と思うんじゃないでしょうか。
ということで、ポケットティッシュと比較してみる。
さて、それでは機能面を見ていきましょう。
側面のフックをはずすとパッカーンと開きます。
右側の蓋を開くと
電池ボックスがあります。
電池は単3型です。8本入りますが、実は4本でも動きます。もちろん、動作時間が短くなります。
左側の底面に端子が並んでます。
赤丸左から順に「マイクロSDスロット」、「AV接続端子(付属ケーブルでテレビに接続できます)」、「USB端子(付属ケーブルでパソコンに接続して映像確認できます)」、「電源スイッチ」です。
それでは電源を入れます。電源スイッチはスライド式。左端が「OFF」、真ん中が「TEST」、右端が「ON」です。
まずは真ん中の「TEST」に入れます。
この「TEST」モードでセンサーの反応チェックや各種設定ができます。
最初は英語になっていますが言語の変更ができます。上下矢印ボタンを押して「Language」を選び、「OK」ボタンを押す。
再び上下矢印ボタンを連打すると「日本語」が出てきますので、選択して「OK」。これで日本語表示になります。が、ちょっと変な日本語です。いわゆる中華日本語はなることができるでしょう。
この機種の写真サイズは最大16MPです。
また、映像はフルHDサイズで録画することができます。
そうそう、メニューの中に「ビデオの時間」というなんとも淫靡な響きの項目がありますが、興奮に震える指先で「OK」を押して見ると単なる録画時間の設定画面でした。
この機種は1回の映像録画時間が3秒から10分で設定できます。えーと、正確には忘れたし今から設定画面を見る気はないけど、確か、1分までは1秒刻み、それ以降は分刻みで設定できた気がします。
上記でこの「TEST」モードでセンサーのチェックができると書きましたが、それをちょっと説明します。
この機種は2方向の赤外線検知センサーが付いています。
上段が正面モーションセンサー。下段が近接モーションセンサーです。
このカメラ、正面センサーが動くものを検知してから撮影します。しかし、センサーが検知してから撮影を開始するまでにラグがあり、約0.6秒かかるそうです。
動きの速い動物がカメラ近くを横切ると、正面センサーが反応して撮影開始したときには何も映っていない可能性があります。そこで、近接モーションセンサーです。
正面センサーの守備範囲外の横方向から接近する動物を検知したら、寝ているカメラを起こして撮影準備状態にします。そして、正面センサーが検知したらすぐさま撮影を開始する。この場合、タイムラグが約0.2秒になるそうです。
なお、このサイドモーションセンサーを使うか使わないかを選択することもできます。
さて、そのセンサーの状態確認ですが、この「TEST」モードのとき、正面センサーが反応すると緑色のLEDが光ります。
そして、サイドセンサーが反応すると青色のLEDが光るようになっています。
このLEDを見ながらセンサーの検知範囲、検知距離を確認するわけです。ちなみに検知距離、検知感度は変更できます。
さて、それでは次にこのカメラの「カメラ」の性能、つまり画質を見てみましょう。比較対象があったほうがいいと思ったので、コンパクトデジタルカメラ「カシオ EX-FC300S」と比べて見ます。
撮影は昼間と夜に行いました。カメラの前方1mに獰猛なクマが現れた!その画像を捉える!というものです。
まずは昼間。
●デジカメ
※クリックで拡大
●トレイルカメラ
※クリックで拡大
写り方がぜんぜん違います。コンデジとはいえ、デジカメは写すプロ。違和感のない画像で、角付近も綺麗に描写されています。
それにくらべ、トレイルカメラのレンズが広い範囲を写せる広角レンズになっていることがわかります。そのため中心から離れるほど歪んだ画像となっています。
ただ、これを見ても画質の違いがあまり良くわかりませんので、元画像の中心部分、熊さんの顔部分を抜き出した画像で比較して見ます。
●デジカメ
●トレイルカメラ
画質の差がはっきりわかります。デジカメは毛並みが見えますが、トレイルカメラは爆発した噴煙から岩石が飛び出した画像にすら見えます。
次に夜間です。当然ながら、デジカメはフラッシュを使わずに撮影します。
●デジカメ
※クリックで拡大
●トレイルカメラ
※クリックで拡大
比較のしようがありません。デジカメではまったく写りません。肉眼でもほとんど見えない暗さなのでデジカメでは無理ですね。
トレイルカメラは目には見えない赤外線を照射し、ばっちりと対象を写し出しています。さすがのトレイルカメラと言ったところでしょう。
そして、昼間画像と同じように顔部分の切り出し比較をと思ったのですが、デジカメは切り出す意味ないですね。トレイルカメラの画像だけどうぞ。
このように比較すると画質の悪さが気になりますが、私のように何の動物がいるのか知りたいぐらいならこの画像で十分です。
もし、いたずらする人の顔を鮮明に撮りたい。動物の体の模様で固体識別したい。という場合は厳しいかな。1~2mぐらいなら使えると思いますが、少し離れるとこの画質では無理かも。値段が値段ですからね。
【まとめ】
1万円程度でこの機能ならコストパフォーマンスは十分満足と思います。中華、恐るべし。ただ、アマゾンの評価を見るとわかると思いますが、不良品の多さも恐るべし。購入の際は初期不良対応してもらえる店で買うほうが安全かと。
なお、私はFavinusというメーカーロゴが入ったものを買いましたが、どう見ても同じ製品で違うメーカーロゴのものがいろいろ出ています。たぶん、これらは全部同じものでしょう。
【補足】
※暗視撮影について※
このカメラは明るさを検知して自動的にカラー撮影と赤外線モノクロ撮影を切り替えます。
夜間でも赤外線ライトは常時オフです。撮影時に撮影時間の間だけ赤外線LEDが光ります。
照射される赤外線光自体は当然目に見えません。しかし、このカメラは850nm赤外線LEDなのでLED本体はぼんやりと赤く光っているのが肉眼で見えます。
人間以外の動物にLED本体の赤い光が見えるのかわかりませんが、このカメラが撮影を開始するときに「カチッ」という音を出します。警戒心の強い動物の場合、この音を確実に聞き取りカメラを意識する動きをします。
赤外線ライトLEDのことで少し補足しますと、もし、いたずらをする人間をこっそり撮影したいのでLEDが赤く光っているのを見られたくない、という場合は波長940nmの赤外線LEDライトを搭載したトレイルカメラを選びましょう。こちらならLED本体の光も見えません。ただ、撮像素子との相性が悪いのか光量自体が少ないのか、撮影距離が短く(半分ぐらい?)なるようです。
動物を撮影するなら850nmタイプの方が使い勝手がいいと思います。
※SDカードについて※
SDカードは「microSD」です。上限サイズは32GB。なるべく「class10」規格の信頼できるカードを用意してください。というのも、適当に転がっていたカードを使ってたとき、設定録画時間より短い時間の映像ファイルが大量に書き込まれる現象がありました。
おそらく、この機械のバッファが少ないのかなんなのか、映像の書き込みに躓いたらいったんファイルを閉じて、残りの映像を別ファイルに書き込むような動きをしている気がします。
なので、SDカードの性能が低いと頻繁に躓いて細切れファイルが大量にできるんじゃないかと睨んでます。
そこで、私は東芝 microSDHC 32GB Class10 MSDAR40N32Gカードを買いました。
このカードを使ってみると今のところ特におかしなファイルはできていません。なので、大量分割ファイルができるときはカードを疑って見てください。
なお、東芝やサンディスクのSDカードは偽物が多いようです。信用できる店で購入する以外、自衛策はないでしょう。
ヨドバシカメラやケーズデンキなどの大型店、アマゾンなら「アマゾンが販売」、発送しているものが安心かと思います。
さて、実はこの記事をまとめている間に我が家に出没する野生動物を撮影することができました。
その動画をそのうち記事にします。
(記事にしました「我が家への不法侵入を繰り返す不審者をトレイルカメラがばっちり激写!!」)
おもちゃをもらった子供の頃の気持ちが、久々に蘇る!
開封!
おお!とりあえず見た目と質感はいいね!中華製にありがちなちゃちさはない。
ただ、第一印象は意外と小さいな。ということ。
もちろん、それは悪いことではない。むしろ目立たなくていい。
しかし、多分、見た目のせいか、皆さんも手にしたときにおそらく「小さいな」と思うんじゃないでしょうか。
ということで、ポケットティッシュと比較してみる。
さて、それでは機能面を見ていきましょう。
側面のフックをはずすとパッカーンと開きます。
右側の蓋を開くと
電池ボックスがあります。
電池は単3型です。8本入りますが、実は4本でも動きます。もちろん、動作時間が短くなります。
左側の底面に端子が並んでます。
赤丸左から順に「マイクロSDスロット」、「AV接続端子(付属ケーブルでテレビに接続できます)」、「USB端子(付属ケーブルでパソコンに接続して映像確認できます)」、「電源スイッチ」です。
それでは電源を入れます。電源スイッチはスライド式。左端が「OFF」、真ん中が「TEST」、右端が「ON」です。
まずは真ん中の「TEST」に入れます。
この「TEST」モードでセンサーの反応チェックや各種設定ができます。
最初は英語になっていますが言語の変更ができます。上下矢印ボタンを押して「Language」を選び、「OK」ボタンを押す。
再び上下矢印ボタンを連打すると「日本語」が出てきますので、選択して「OK」。これで日本語表示になります。が、ちょっと変な日本語です。いわゆる中華日本語はなることができるでしょう。
この機種の写真サイズは最大16MPです。
また、映像はフルHDサイズで録画することができます。
そうそう、メニューの中に「ビデオの時間」というなんとも淫靡な響きの項目がありますが、興奮に震える指先で「OK」を押して見ると単なる録画時間の設定画面でした。
この機種は1回の映像録画時間が3秒から10分で設定できます。えーと、正確には忘れたし今から設定画面を見る気はないけど、確か、1分までは1秒刻み、それ以降は分刻みで設定できた気がします。
上記でこの「TEST」モードでセンサーのチェックができると書きましたが、それをちょっと説明します。
この機種は2方向の赤外線検知センサーが付いています。
上段が正面モーションセンサー。下段が近接モーションセンサーです。
このカメラ、正面センサーが動くものを検知してから撮影します。しかし、センサーが検知してから撮影を開始するまでにラグがあり、約0.6秒かかるそうです。
動きの速い動物がカメラ近くを横切ると、正面センサーが反応して撮影開始したときには何も映っていない可能性があります。そこで、近接モーションセンサーです。
正面センサーの守備範囲外の横方向から接近する動物を検知したら、寝ているカメラを起こして撮影準備状態にします。そして、正面センサーが検知したらすぐさま撮影を開始する。この場合、タイムラグが約0.2秒になるそうです。
なお、このサイドモーションセンサーを使うか使わないかを選択することもできます。
さて、そのセンサーの状態確認ですが、この「TEST」モードのとき、正面センサーが反応すると緑色のLEDが光ります。
そして、サイドセンサーが反応すると青色のLEDが光るようになっています。
このLEDを見ながらセンサーの検知範囲、検知距離を確認するわけです。ちなみに検知距離、検知感度は変更できます。
さて、それでは次にこのカメラの「カメラ」の性能、つまり画質を見てみましょう。比較対象があったほうがいいと思ったので、コンパクトデジタルカメラ「カシオ EX-FC300S」と比べて見ます。
撮影は昼間と夜に行いました。カメラの前方1mに獰猛なクマが現れた!その画像を捉える!というものです。
まずは昼間。
●デジカメ
※クリックで拡大
●トレイルカメラ
※クリックで拡大
写り方がぜんぜん違います。コンデジとはいえ、デジカメは写すプロ。違和感のない画像で、角付近も綺麗に描写されています。
それにくらべ、トレイルカメラのレンズが広い範囲を写せる広角レンズになっていることがわかります。そのため中心から離れるほど歪んだ画像となっています。
ただ、これを見ても画質の違いがあまり良くわかりませんので、元画像の中心部分、熊さんの顔部分を抜き出した画像で比較して見ます。
●デジカメ
●トレイルカメラ
画質の差がはっきりわかります。デジカメは毛並みが見えますが、トレイルカメラは爆発した噴煙から岩石が飛び出した画像にすら見えます。
次に夜間です。当然ながら、デジカメはフラッシュを使わずに撮影します。
●デジカメ
※クリックで拡大
●トレイルカメラ
※クリックで拡大
比較のしようがありません。デジカメではまったく写りません。肉眼でもほとんど見えない暗さなのでデジカメでは無理ですね。
トレイルカメラは目には見えない赤外線を照射し、ばっちりと対象を写し出しています。さすがのトレイルカメラと言ったところでしょう。
そして、昼間画像と同じように顔部分の切り出し比較をと思ったのですが、デジカメは切り出す意味ないですね。トレイルカメラの画像だけどうぞ。
このように比較すると画質の悪さが気になりますが、私のように何の動物がいるのか知りたいぐらいならこの画像で十分です。
もし、いたずらする人の顔を鮮明に撮りたい。動物の体の模様で固体識別したい。という場合は厳しいかな。1~2mぐらいなら使えると思いますが、少し離れるとこの画質では無理かも。値段が値段ですからね。
【まとめ】
1万円程度でこの機能ならコストパフォーマンスは十分満足と思います。中華、恐るべし。ただ、アマゾンの評価を見るとわかると思いますが、不良品の多さも恐るべし。購入の際は初期不良対応してもらえる店で買うほうが安全かと。
なお、私はFavinusというメーカーロゴが入ったものを買いましたが、どう見ても同じ製品で違うメーカーロゴのものがいろいろ出ています。たぶん、これらは全部同じものでしょう。
【補足】
※暗視撮影について※
このカメラは明るさを検知して自動的にカラー撮影と赤外線モノクロ撮影を切り替えます。
夜間でも赤外線ライトは常時オフです。撮影時に撮影時間の間だけ赤外線LEDが光ります。
照射される赤外線光自体は当然目に見えません。しかし、このカメラは850nm赤外線LEDなのでLED本体はぼんやりと赤く光っているのが肉眼で見えます。
人間以外の動物にLED本体の赤い光が見えるのかわかりませんが、このカメラが撮影を開始するときに「カチッ」という音を出します。警戒心の強い動物の場合、この音を確実に聞き取りカメラを意識する動きをします。
赤外線ライトLEDのことで少し補足しますと、もし、いたずらをする人間をこっそり撮影したいのでLEDが赤く光っているのを見られたくない、という場合は波長940nmの赤外線LEDライトを搭載したトレイルカメラを選びましょう。こちらならLED本体の光も見えません。ただ、撮像素子との相性が悪いのか光量自体が少ないのか、撮影距離が短く(半分ぐらい?)なるようです。
動物を撮影するなら850nmタイプの方が使い勝手がいいと思います。
※SDカードについて※
SDカードは「microSD」です。上限サイズは32GB。なるべく「class10」規格の信頼できるカードを用意してください。というのも、適当に転がっていたカードを使ってたとき、設定録画時間より短い時間の映像ファイルが大量に書き込まれる現象がありました。
おそらく、この機械のバッファが少ないのかなんなのか、映像の書き込みに躓いたらいったんファイルを閉じて、残りの映像を別ファイルに書き込むような動きをしている気がします。
なので、SDカードの性能が低いと頻繁に躓いて細切れファイルが大量にできるんじゃないかと睨んでます。
そこで、私は東芝 microSDHC 32GB Class10 MSDAR40N32Gカードを買いました。
このカードを使ってみると今のところ特におかしなファイルはできていません。なので、大量分割ファイルができるときはカードを疑って見てください。
なお、東芝やサンディスクのSDカードは偽物が多いようです。信用できる店で購入する以外、自衛策はないでしょう。
ヨドバシカメラやケーズデンキなどの大型店、アマゾンなら「アマゾンが販売」、発送しているものが安心かと思います。
さて、実はこの記事をまとめている間に我が家に出没する野生動物を撮影することができました。
その動画をそのうち記事にします。
(記事にしました「我が家への不法侵入を繰り返す不審者をトレイルカメラがばっちり激写!!」)
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