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分電盤見てみたら間違えたブレーカーを使っていたので自分で直した  

第2種電気工事士の資格を取ったら誰もが触ってみたくなるのが分電盤
分電盤には初心者電気工事士を引き付ける何かがあります。

ということで、分電盤をチェック!
したら、驚いた。

普通に間違えてますやん。

どこがおかしいかわかりますか?
01どこかおかしい.jpg

答えはここです。
02これがおかしい.jpg

200Vなのに100V用の配線用遮断器(安全ブレーカー)を使ってます。
03電圧間違い.jpg

これは10年以上前にエアコン取付してくれた業者が施工したのですが、間違えてますね。

多分、これってけっこうダメなミスだと思うのですがどうなんでしょう。電気工事の試験なら黒線をN側(右の端子)に接続したら失格です。
失格になる理由は100V用サーキットブレーカーはL側(左の端子)にしか過電流検知器が入っていないためです。
200Vは両方の端子に100Vが印加されるので両方に検知器がある100V/200V兼用ブレーカーを使わないとだめなのです。

さて、10年以上も前の業者に連絡するのも今更感があるし、せっかく資格を取ったので自分で直してしまいます。


まずは主ブレーカー(漏電遮断器)を落として停電状態にしました。

検電器ですべての子ブレーカーに電圧がかかっていないことをチェック。
念のため対象ブレーカーの電圧をテスターでも確認。
0Vヨシ!

さて、子ブレーカーを眺めてみたら、右端に2個100V/200V兼用ブレーカーがあります。
04右端に200V用がある.jpg

さらによく見てみると、上のブレーカーは100Vで使用してます。
05上を100Vで使ってる.jpg

無駄ですね。

なのでブレーカーを入れ替えようかと思いましたが、200V用は右に揃っているほうがいいような気もするのでケーブルを入れ替えることにしました。

しかし、VVFケーブルは硬くて動かすのが大変。分電盤のネジを外して片手で浮かせながらもう片方の手で線を動かす。動かしているはずみで主ブレーカーのスイッチが入っちゃうと怖い。結構ビビりながら慎重に作業しました。

何とか線を入れ替えて
06ケーブルを入れ替える.jpg

安全ブレーカーの電圧を切り替え
07電圧変更端子を入れ替え.jpg
テスターで電圧を測って完了です。

これだけの作業ですが体バキバキです。

電気工事のおっちゃんたち、尊敬するやで!


HIOKI(日置電機) 3481 検電器
HIOKI(日置電機) 3481 検電器

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