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敬老の日だしテレビの音声を飛ばすワイヤレススピーカーを買い換えてみた  

以前購入したワイヤレススピーカーが電波を拾わなくなり、いつのまにか使わなくなってました。
その後、ワイヤレススピーカーのない今までのスタイルに戻ってたのですが、父親がテレビの音をほとんど聞き取れていない様子に気が付いたオカン、

J( 'ー`)し「買え」。

(`・ω・)「御意」。

ということで、久々にスピーカー選びをしました。
今回の選定条件として、無線方式を「2.4GHzデジタルワイヤレス方式」に限定することにしました。
この方式は、2.4GHz帯無線LAN(b,g)と干渉する電子レンジを使うと音が飛ぶ。という欠点がありますが、扱いが簡単なのと音の遅延が無いのが良い。
Bluetoothペアリングの概念が機械に疎い人には難だし、音の遅延はご遠慮願いたい。ということで却下。

さて、それにしてもいろいろと種類が増えている。
熟考した結果、候補を以下に絞り込みました。

パイオニア ワイヤレススピーカーシステム 快テレ君 TPVMS-710-K
パイオニア ワイヤレススピーカーシステム 快テレ君

ソニー お手元テレビスピーカー テレビリモコン一体型デザイン 防滴対応 SRS-LSR10
ソニー お手元テレビスピーカー

です。

この2機種のスペック比較を簡単な表としてまとめてみます。
 パイオニア TPVMS-710-Kソニー SRS-LSR10
伝送方式2.4GHzデジタルワイヤレス方式
送信機充電機能付きクレードル付属
送信機電源ACアダプター付属
スピーカー直径50mm(実用最大出力1W)×2(ステレオ)直径35mm(実用最大出力2W)×2(ステレオ)
スピーカー電源専用ニッケル水素充電池(単三)×3(付属)もしくはACアダプター(別売)内臓リチウムイオン充電池もしくはACアダプター(別売)
音声くっきり機能ありあり
取っ手本体背面に取っ手用へこみあり可動式の取っ手あり
テレビリモコンなし内臓(ソニー以外のメーカー対応※要確認)
自動電源オフテレビを切って5分立つと自動でスタンバイモードテレビを切って10分立つと電源オフ
送信機とテレビの接続光デジタル端子、赤白音声端子(両ケーブル付属)光デジタル端子、ヘッドホン端子(両ケーブル付属)
※ソニーの「電源オフ」機能ですが、物理的に電源が切れることはないと思うので、パイオニアと同じスタンバイモードのことかと思いますが詳細はわかりません。

で、選んだのはこれ。
kaiterekun_01.jpg
パイオニアに決定しました。しかし、ソニーも本当に悩みましたので、ソニー機種に感じた魅力と選ばなかった点を記載して見ます。
●ソニー SRS-LSR10 に感じた魅力
  • リチウムイオン電池
  • 取っ手
  • リモコン一体型
  • 光デジタルケーブル接続


●ソニー SRS-LSR10 を選ばなかった理由
  • 操作面にボタンが多すぎて年寄りは悩みそう
  • リチウムイオン電池は劣化したときがなあ


リチウム電池は悩みました。
以前はリチウム電池が劣化したときに本体ごと廃棄となることを懸念してましたが、2、3年程度でへたることはないだろうし、この手の家電は本体の作りがちゃちで本体の方が先に産廃化する可能性があることを考えると、リチウムイオン電池の寿命を気にする必要はないかなと思うようになりました。
その懸念を無視すると、リチウムイオン電池の性能は本当に素敵。かなり魅力に感じます。

そして、意外と魅力に感じたものが取っ手。握力の弱くなる年寄りには取っ手があった方が便利に思います。

だけど選ばなかった。

選ばなかった一番の理由はボタンの多さです。
リモコン一体型というのは魅力な気もしたのですが、年を取ると些細なことがどんどん面倒くさくなる。操作面にたくさんボタンが並んでいたらどれを操作していいのやらそれだけで使う気が失せるんじゃないかと。

それと、魅力に思うリチウムイオン電池ですが、やっぱり劣化すると面倒だよなあ。

これらの理由で「ソニー SRS-LSR10」は落選。
そして、「パイオニア 快テレ君 TPVMS-710-K」を選んだ理由は、なんといっても汎用性の高いニッケル水素電池単三型(これはちょっとアルので後述)がたったの3本という点。
そして、上面操作パネルがとってもスッキリしているというのが魅力に思いました。


それでは、その快テレ君。開梱の儀。

箱から機材を取り出し並べる。なんかオークションに出品する気分だ。
サイズ比較のため一般的な20mm重機関砲弾を置いてみる。
kaiterekun_02.jpg

ひょっとすると弾切れしている人もいるかもしれないので、ポケットティッシュも置いてみる。
kaiterekun_03.jpg

付属の電池。
kaiterekun_04.jpg
単三電池3本で動くと言うのが魅力。というか、ホンマかいな?とすら思う。前機種でも4本。その機種を絞り込むときの候補の中には6本というツワモノもいたぞ!
ちなみに、この電池はこの機種専用電池と言うことになっている。
うーん。ニッケル水素電池だよね?何か特殊なスペックなのか?ということで同じニッケル水素電池のエネループと比較して見る。
kaiterekun_05.jpg
まったく同じだね。

ではなにが専用なのか?
実は・・・パンツを履いてないのです。
kaiterekun_06.jpg
ね?むきだしでしょ?
この下半身露出っぷりが専用の証で、この部分の金属面がないと付属のクレードルで充電ができない仕組みになっているようです。
というのも、電池ボックスの中に変なでっぱりが・・・。
kaiterekun_07.jpg
赤丸部分。接触端子があります。ここに電池の側面金属が接触しないと充電できないようです。
なぜこんなことになっているのか、電気に疎い私にはわかりませんが、たぶん、あれだ。・・・あれなんだろう。

ご丁寧にしっかりと書いてます。
kaiterekun_08.jpg

しかし、電池のスペックはエネループと一緒なのでエネループで動かすことができます。
kaiterekun_09.jpg

この通り。
kaiterekun_10.jpg

ということで、当面、専用電池で動かして、電池がへたったらわざわざ専用電池を買うのではなく、エネループに交換し、クレードルでの充電はやらず、エネループの充電器で充電してまた使うやり方にしようかと思ってます。

送信機(クレードル)側の電源はACアダプターが付属しています。
kaiterekun_11.jpg

そのクレードルの前面はこんな感じ。
kaiterekun_12.jpg
とってもすっきりしています。

クレードルの背面はいろいろな端子が並んでいます。
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ですが、使うのはACアダプター光端子音声端子のどちらかなので配線は意外とすっきり。

その光ケーブルも付属。
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本体をクレードルに載っけて見ました。
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載っけると充電されます。

イヤホンが付属しているのがなんかパイオニアっぽい気がした。いや、根拠は何もないですが。
kaiterekun_16.jpg


さて、接続ですが、私は光ケーブルで接続しました。
接続は説明のしようがないほど簡単。光ケーブルと電源ケーブルを送信機に接続するだけです。
そして、スピーカーの電源を入れるとテレビの音がばっちりと出てきました。

テレビのボリュームとこのスピーカーのボリュームは連動していないようで、テレビのボリュームを上げたらテレビの音がうるさくなるだけでこのスピーカーの音は変わりません。そして、テレビの音を聞こえないぐらい小さくしても、このスピーカーのボリュームを上げたらこのスピーカーから大きな音が出ます。
要は期待通りの動作です。


使ってみての感想はというと、音が良いです。
ネット評価でラジオのような音という意見もありますが、そうかな?普通に良い音と思います。
まあ、私の耳がポンコツなのは認めますし、臨場感あふれるクリアな音質!というわけではないですが、普通に良い音が出ます。
今思えば、前機種の音質を表現するならまさに「ラジオのような」音だったかも。

そして、音声はっきりボタンは効果があります。声が立つというか聞き取りやすくなります。
ただ、高音がキンキンするようなちょっとトゲのある音になる気がします。聞き取りやすさが必要なければこの機能はオフにしたほうが耳障りが良いですね。


使ってみての感想はこんなところですが、私が一番驚いたのは意外にデザインが良かったということです。

私はデザインより機能重視の人なので、機械製品を選ぶとき、ほとんどの場合デザインをまったく気にせず買っちゃいます。
今回もそうでした。
しかし、実際手にするとその高級感に驚きました。
ツヤのある黒いボディにスピーカー部を覆う前面の布製のカバーが、全体的にしっとりとした大人の雰囲気をかもし出してます。
ネットの商品画像を見てるときはボディーが単なる黒いプラスチックと思っていたので、手にしたときは思わず「おふっ」って声が出ましたね。
これはまったく予想してなかった良かった点です。


最後に今のところちょっと難かなと感じた部分を書いておきます。

●取っ手は手による
やっぱり取っ手はソニー製品のようなバー状のものが使いやすいと思います。
この製品にも取っ手部分はあるのですが、本体の上面に手のひらを当て、背面部のへこみ部分に指を入れる形なので、人によっては滑ったりするかもしれません。万人に使いやすい形状ではないです。
ひょっとすると、見た目を優先した結果取っ手バーを付けていないのかもしれません。そうだとしたら、私がデザイン性を重視しない理由の一つがこういう部分です。

●2.4GHz無線LANとぶつかる
わかっていましたというか、前機種でもそうでしたが無線LANが使い物にならなくなります。同じ周波数帯なので混線するのです。
前機種なら送信機に電源スイッチがあったので、スピーカーを使わないときは送信機の電源を切ってました。
しかし、この機種は送信機のスイッチがありません。
テレビの電源を切ると自動的に送信機も停波する仕組みなのですが、テレビの電源が入ると自動的に送信を始めます。
なので、スピーカーを使う気がなくても電波が出ている状態になり、無線LANと干渉するんです。
しょうがないので、無線LANを使うときは送信機の電源線を引っこ抜いています。
不便と言えば不便です。しかし、前機種も使うたびに送信機の電源スイッチを入れに行ってたことを考えたら手間が増えたわけではないのですね。

とはいえ、やっぱり不便なことには変わりないので、解決策として無線LANを5GHz(11a)に替えようと思ってます。
ただ、Linuxマシンとして使っている古いPCの内蔵無線LANは5GHzに対応していないので、これを5GHzにするには後付け無線LAN子機を導入するしかないのですが、Linuxはドライバー面で難があるのでこれまた面倒くさいことになるし・・・ふーむ。
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